クラウド会計の種類とおすすめソフトの選び方｜難波の税理士【山本たかし会計事務所】クラウド会計・相談無料
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2024/04/26会計業務
クラウド会計の種類とおすすめソフトの選び方
クラウド会計ソフトの利用が急速に進んできました。
スムーズな会計処理、ネット環境があればどこからでもデータが見られるなど、クラウド会計の利用で会計、経理業務の効率化が図れます。
この記事では、おすすめのクラウド会計ソフトについて解説しています。
クラウド会計とは
会計ソフトには、インストール型とクラウド型があります。
従来型のインストール型ソフトは、利用するパソコンにインストールして使用する会計ソフトです。
インストール型に対し、クラウド型ソフトは、インターネットを利用した会計ソフトで、ネット環境があればどこからでも会計データにアクセスできます。
クラウド会計のメリット
クラウド会計ソフトのメリットをまとめると次の４つです。
①ネット環境があればどこからでも利用・同時に複数利用できる
インストール型では、インストールした特定のパソコンでしか会計ソフトを利用できませんが、クラウド会計では他のパソコンやスマホからでも会計データにアクセスできます。
例えば、経理部門で会計データ入力を行っていても、社長が自分のパソコンからリアルタイムの損益計算を覗くことができます。
顧問税理士にデータのチェックを依頼する場合でも、会計事務所のパソコンからアクセスすることが可能です。
データのやり取りが不要で、USB紛失によるデータ流出、といったリスクもありません。
②クラウド上にデータが保存されるためデータ消失リスクが低い
インストール型では、ハードウェアの障害などにより、会計データが消失するリスクがあります。
クラウド上に会計データが保存されるクラウド型であれば、データ消失リスクが低く、安心です。
③税制改正などにも適宜対応
ソフトの更新は、インストール型ではメンテナンスに手間がかかりますが、クラウド型では常に最新バージョンにアップデートされますので手間がかかりません。
税制改正に対応していないソフトでは思わぬ課税リスクがあります。
改正は頻繁に行われるため、クラウド型が安心です。
④ネットバンキングやクレジットカード等との連携が簡単
預金の入出金明細やクレジットカード、POSレジ、給与計算や勤怠管理などとの連携を簡単に設定し、データを取り込むことができます。
あらかじめ仕訳の設定などを行っておけば、使用する勘定科目の提案、仕訳計上まで効率的に行うことができます。
イレギュラーな取引がある場合や税務上の判断を伴う場合には税理士に相談するなど注意が必要ですが、日常の取引入力についてはおおむね対応できるでしょう。
仕訳計上を正しく行えば、試算表や決算書まで自動的に作成することができます。
クラウド会計ソフトはどんな種類がある？
クラウド会計ソフトは、大きく３つのタイプに分けることができます。
企業規模に応じて会計ソフトを選択し、業種によっては特化されたものを選ぶのも良いでしょう。
中堅以上大規模な企業向けタイプ
規模が大きい場合、多機能搭載のソフトを選択しておくほうが良いでしょう。
上場企業に必要な監査機能や仕訳承認機能、などを備えているソフトであれば内部統制面でも安心です。
例えば、同業他社との数値比較に優れたTKCのFX４クラウドやFX2クラウド、マネーフォワードのパッケージプランなどが選択肢に入るでしょう。
中小企業向けタイプ
個人事業主から中小企業向けのタイプとしては、
銀行取引やクレジットカード利用明細の自動取り込みや、経営分析に役立つ「基本的な機能」を搭載した、小回りの利くソフトが良いでしょう。
使いやすさを重視した「操作性」がポイントになりそうです。
弥生会計オンライン、ジョブカン、かんたんクラウド、freeeなど様々なサービスが出ています。
また、TKCやマネーフォワードクラウドにおいても小規模～中小企業向けプランが用意されています。
業種に特化したタイプ
飲食業、医療、建設、といった業種ごとの特徴に合わせたクラウド会計ソフトを選択しましょう。
飲食業では、原価率や客単価、時間帯別の客数把握などが重要になります。
また毎日のレジ現金確認のためにもPOSレジ連携がポイントです。
建設業では工事別の原価計算ができるもの、医療や学校などは使用する科目配列などが特殊なため、特化したタイプを選択すると便利です。
飲食業に特化しているHANJO法人会計、医療に特化しているTKCのMX2クラウド、建設業に特化している勘定奉行クラウド建設業編、などがあります。
まとめ
クラウド会計ソフトを利用すれば、会計業務、経理業務の効率化を図ることができます。
ネット環境を整えるだけで導入の手間もかかりません。
自社の現況にあったクラウド会計ソフトを選び、効率化をすすめることで本業に専念できる環境を整えてみてはいかがでしょうか。
山本たかし会計事務所はクラウド会計を得意とする会計事務所でございます。
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この記事の監修者
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税理士
山本 卓志
Yamamoto Takashi
昭和50年兵庫県生まれ。
大学卒業後、不動産業、個人事務所での勤務を経て令和4年6月に大阪市にて独立開業
保有資格
・税理士
・宅地建物取引士
