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2026/05/18会社設立
銀行からの融資と信用金庫からの融資の違い、メリットとデメリットを解説
経営にとって、資金はよく血液に例えられます。
資金が不足し、循環しなくなると経営は破綻します。
この記事では、銀行からの融資と信用金庫からの融資の違い、メリットとデメリットをわかりやすく解説しています。
資金調達
事業活動を継続するには資金が必要です。
資金調達によって資金を集めます。
その目的は運転資金、設備資金の確保、投資、新規事業への参入などです。
資金調達の方法には、株式発行やクラウドファンディング、補助金などもありますが、最も一般的な方法は金融機関からの融資でしょう。
融資は、銀行や信用金庫などから受けることができます。
銀行と信用金庫の違い

銀行と信用金庫、どちらも金融機関であり、業務も大きく異なりません。
しかし組織形態などが異なり、融資を検討する際はその違いを知っておくとよいでしょう。
銀行
①設立の目的と組織形態
銀行は株式会社であり、営利法人です。
株主の利益最大化を目的に運営されます。
金融システムの安定や国民経済の健全な発展への貢献も重要な役割ですが、株式会社としての営利追求が根底にあります。
また、銀行は都市銀行と地方銀行に分類されます。
都市銀行とは、東京や大阪などの大都市に本店を置き、全国に支店をもつ普通銀行をいいます。
主に都市部の大規模法人と取引を行い、メガバンクとも呼ばれます。
地方銀行とは、本店所在地の都道府県内を営業基盤とする銀行をいいます。
その地元の中小企業などと取引し、地域に密着した業務を行っています。
②根拠となる法律
銀行の根拠法は銀行法です。
③融資の対象
個人、法人、国内外を問わず、幅広く対象としています。
信用金庫
①設立の目的と組織形態
信用金庫は非営利法人であり、会員の出資によって運営される協同組織です。
信用金庫は、国民大衆のために金融の円滑を図り、その貯蓄の増強に資するために設立されました。
なお、協同組織の非営利法人として信用組合があります。
似ていますが根拠法や会員資格が異なります。
②根拠となる法律
信用金庫の根拠法は信用金庫法です。
③融資の対象
融資対象は、基本的に会員のみです。
銀行のメリット
銀行から融資を受けるメリットは3つです。
多額の融資に対応
銀行では多額の融資が可能です。
大企業と取引を行っているため、銀行は資金力が豊富です。
信頼度が高い
銀行融資は審査が非常に厳格です。
融資実行ができれば、対外的な信頼度が高まるでしょう。
大規模ならではのメリット
都市銀行は全国に店舗を持ち、地方銀行も地域内に複数の支店を持っています、ATMなどの利便性も高く、ネットバンキング対応なども充実しています。
銀行のデメリット
銀行融資のデメリットを2つ挙げます。
審査が厳格
銀行融資の審査は厳格で、経営状態、事業計画などを厳しくチェックします。
しっかりとした決算書や事業計画書、説明が必要です。
中小企業や個人事業主にはややハードルが高いでしょう。
信用力のない創業時などは不向きです。
時間がかかる
銀行融資は、手続きや審査が厳しく、実行までに時間がかかります。
また、時間と手間をかけたにもかかわらず審査に通らず、融資を受けられないリスクもあるでしょう。
信用金庫のメリット
信用金庫から融資を受けるメリットは3つです。
小規模でも融資してくれる
銀行ほどの利益追求型ではないため、小規模でも融資に前向きです。
親身な対応
地元に密着しているため、面倒見がよく、親身な対応が期待できます。
金利の優遇
会員のみを対象としているため、金利優遇などがあります。
独自のローンなども用意されています。
信用金庫のデメリット
信用金庫から融資を受けるデメリットは3つです。
融資限度額
銀行と比較して融資限度額が低い点です。
資金力が異なるためです。
複数の金融機関を検討してもいいかもしれません。
対象地域
地域が限定されるため、事業の移転時などはデメリットとなります。
小規模ならではのデメリット
ATMが少なく、利便性に欠けます。
また、ネットバンキング対応も弱い可能性があります。
どちらから融資を受けるべき?
どちらから融資を受けるべきでしょうか?
結論から言えば、会社の規模や状況、融資額によって使い分けるとよいでしょう。
会社規模が大きい場合や、多額の資金が必要な場合は銀行融資を検討しましょう。
逆に、地元に密着型の中小企業や個人事業主は信用金庫からの融資を検討しましょう。
なお、創業時は日本政策金融公庫がおすすめです。
無担保・無保証人で創業時でも受けやすい政府系金融機関です。
まとめ
銀行・信用金庫からの融資をまとめました。
自社の状況に合わせて融資を検討しましょう。
融資審査に通る事業計画書の作成や面談準備に力を入れることも重要です。

